新住協全道住宅見学会ご来場ありがとうございました

3月22日・23日と2日連続で開催した、新住協の全道住宅見学会へのご来場ありがとうございました。おおむね当日は晴れましたが、風は強く雪がまだ残り、気温も少し低い時期。
それでも5社の現場に延べ数百名のお客さまが見学に訪れました。この場を借りてお礼申し上げます。
 
 
今回は初めて新住協の住宅をご覧になるお客さまも多く、こうした取り組みはこれからも年に1回ぐらいやっていきたいと考えています。
 
個々の取り組みだけでなく、会として同じテーマに取り組んでいる姿をご覧いただくことで、私たちの家づくりの考え方、技術力などをアピールできる良い機会になるかと思います。
 
写真は、中谷建設工業さんと水野建設さんご提供のものです。
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写真提供;中谷建設工業
 
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写真提供;水野建設
 
水野建設さんは完成したばかりの200mm断熱の戸建賃貸住宅を見学会場にしましたが、公開直前にお客さまが入居されたため、公開は急きょ中止となりました。今回は引き渡し前の外観写真を特別に公開します。
 
通常のアパート・貸家よりも2倍厚い外壁200mm断熱、特別なお手入れの必要がない樹脂サイディングなど、20年後も価値のある賃貸住宅をテーマにしています。
 
 
ちなみに全道住宅見学会の名の通り、十勝以外でも各地の会員による見学会が行われています。
特に札幌と千歳では会員4社がゴールデンウィーク前半(1社は4月27日まで、3社は4月30日まで)まで見学会を開催しています。
 
札幌方面に行く機会のあるかたはこちらも見に行ってはいかがでしょうか。

参加している会社名、見学場所など詳しくは、新住協北海道ホームページ(http://www.shinjukyo-h.jp/)まで。
 
 
 

3月22日(土)23日(日)に会員5社が一斉に住宅見学会!

新住協北海道では4月20日まで全道住宅見学会を随時開催していますが、十勝地区では会員5社が今週の土日、3月22・23日に行うことが決定しました。

十勝毎日新聞にも新聞広告が掲載されますが、一足先にこちらのブログで概要をお知らせします。

■今回の開催目的
ハイブリッドカーや低公害型ディーゼルエンジンの開発など、技術の進歩により乗用車は燃費の良いエコカーが主流。住宅はどうかというと、「エコハウス」という言葉は知られていても、実際にその燃費(暖房費)がどれだけかかっているかはあまり知られていません。

最近はエコカーでも走りの良い車が人気があるように、エコハウスも暖かくて快適で暖房費が安い家が理想のはず。

わたしたち新住協は、10年前からこの燃費の良い住宅=「Q1.0住宅」を提案し、住宅燃費も表示してきました。一般住宅の3分の1以下の暖房費で済む住宅もローコストで実現できるようになりました。

全道住宅見学会は、こうした住宅が道内全域で建てられていることを皆さまに広く知っていただき、これからの住まいづくりの参考にしていただけたらと企画しました。


■見学会のポイント
○住宅の断熱性能や暖房費を表示しています
○住宅性能について、担当者がわかりやすく答えてくれます
○省エネ住宅の予算や建て方など、何でも相談できます


<見学できる住宅>  ※掲載社名は五十音順です

【データの見方】
 1.住宅の断熱性能
   (断熱仕様は天井と外壁の断熱材厚さのみ示しています。詳しくは会場でお問い合わせ下さい)
 2.Qpexで計算した年間の暖房費
   (比較しやすくするため、電気もガスも灯油消費量に換算し、暖房費は灯油1L=100円で計算)
 3.採用されている主な設備
 4.アピールポイント
 5.見学場所の住所・地図など

  Qpexとは、室蘭工業大学鎌田研究室で開発された、高断熱・高気密住宅向けの住宅性能・燃費計算ソフト。元は新住協会員向けのソフトだが、現在は他の住宅会社、建材メーカーで幅広く使われるなど普及している
 
 
5会場中、2会場回った方には、「エコ住宅 Q1.0-X BOOK」を差し上げます。
道内を含む全国35社の実例や取り組みなどが掲載されており、今後の家づくりの参考になります。

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※ご提供できる数に限りがございます。あらかじめご了承ください。

(有)猪子建設  
TEL0155-31-3183

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1.住宅の断熱性能
Q値=0.86W
天井:セルローズファイバーブロー400mm
外壁:高性能グラスウール140mm充てん断熱+フェノールフォーム断熱板30mm外張り付加断熱

2.Qpex計算の年間暖房費
190L(19,000円)
 ※次世代省エネモデル住宅比79%削減

3.主な設備
給湯・暖房 ハイブリッド給湯・暖房システム
      ※(=LPガスと電気のハイブリッド)
換気 第1種熱交換換気システム(熱交換効率90%)

4.アピールポイント
南向きに面した大きな窓から差し込む光と、十勝産カラマツのあたたかな木のぬくもりが住んでいる人の心を和ませます。
 
長期優良住宅仕様で太陽光発電システムも装備。漆喰など環境と健康に優しい建材も採用するなど、見どころいっぱいです。
 
5.場所(GoogleMapリンク)
中川郡幕別町札内北栄町58-2
※角地になります
 
 
紺野建設(株)  
TEL0155-62-2362

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※建設中の現場です

1.住宅の断熱性能
Q値=1.22W
天井:ブローイング400mm
外壁:高性能グラスウール100mm充てん+高性能グラスウール200mm外張り付加

2.Qpex計算の年間暖房費
370L(37,000円)
 ※次世代省エネモデル住宅比59%削減

3.主な設備
暖房 薪ストーブ
換気 第3種換気

4.アピールポイント
夏の日差しは庇で遮り、冬はどんどん日差しを取り入れる様に日射取得率の高いガラスを南面に使用。
 
広々としたウッドデッキと、日高山脈を一望できる開放的なリビングダイニングキッチン。
 
ステップフロアとすることで、狭さを感じさせない奥行きのある空間をつくっています。
 
5.場所
河西郡芽室町上美生7線51番3 
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※GoogleMapで正確に表示できないため別に作成しました
 
 
(株)高橋組 タグホーム 
TEL0120-55-3963

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1.住宅の断熱性能
Q値=1.21W
天井:ブローイング400mm
外壁:高性能グラスウール105mm充てん断熱+ビーズ法ポリスチレンフォーム特号50mm外張り付加断熱

2.Qpex計算の年間暖房費
460L(1L=100円として46,000円)
 ※次世代省エネモデル住宅比59%削減

3.主な設備
暖房・給湯 LPガスエコジョーズ
換気 第3種換気

4.アピールポイント
「リビング吹抜・シューズクローゼットのある収納豊富な5LDKの家」

東西に長い敷地に建つ約40坪の住宅は、収納や動線にこだわった住みやすい間取りになりました。住んでからの快適、安心を標準仕様としたタグホームの高断熱、高気密、高耐震の住宅をぜひご覧ください。

5.場所(GoogleMapリンク)
河東郡音更町中鈴蘭南3丁目1番地13
 
 
(株)中谷建設工業   
TEL0155-31-0018

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1.住宅の断熱性能
Q値=1.53W
天井:ブローイング300mm
外壁:高性能グラスウール100mm充てん+押出ポリスチレンフォームB2種30mm外張り付加

2.Qpex計算の年間暖房費
789L(78,900円)
 ※次世代省エネモデル住宅比16%削減

3.主な設備
サッシ 16mm空気層Low-Eペアガラス入り樹脂サッシ
換気 第3種換気システム

4.アピールポイント
十勝で光熱費の安い住宅を考える上で、冬の日射を利用しない手はありません。居間に大きな吹き抜けを設け、日射をたくさん取り込めるプランです。断熱仕様は一般的ですが、次世代省エネ住宅に比べて十分節約できています。
 
木材利用ポイントで仕様もグレードアップしました。
 
5.場所(GoogleMapリンク)
帯広市西10条南40丁目4-2
 
 
(有)水野建設 
TEL0155-31-1003

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1.住宅の断熱性能
Q値=1.28W
天井:ロックウール450mm
外壁:高性能グラスウール105mm充てん+同100mm外張り付加

2.Qpex計算の年間暖房費
478L(47,800円)
 ※次世代省エネモデル住宅比34%削減

3.主な設備
換気 第3種換気

4.アピールポイント
賃貸住宅なのに、驚きの200mm断熱で暖房費が安い!
 
さらに、メンテフリーの樹脂サイディング採用で、20年後も価値がある耐久性と性能に優れた賃貸住宅。

5.場所(GoogleMapリンク)
河東郡音更町ひびき野東町2丁目


 

会員が建てた「光熱費ゼロ住宅」を見学

最近のニュースによると、電気料金が再び値上げされる可能性が高くなってきました。
しかし、高くなっているのは電気だけではありません。灯油価格もこの冬は高止まりでしたし、天然ガスもじわじわ上がっています。どれを選んだら正解、というものではないようです。


それでは、これから家を建てるとき、どうすればいいのか。それは、エネルギーをなるべく使わない家づくりです。

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今月12日、新住協十勝支部では、会員が完成させた「光熱費ゼロ住宅」を見学し、今後の家づくりのヒントを探りました。

光熱費ゼロ住宅とは・・・
 1.断熱性能や気密性能をQ1.0やQ1.0-Xレベルまで向上させて暖房設備の負担を減らし、
 2.ヒートポンプやLED照明などの高効率設備で消費エネルギーを減らして光熱費を大幅ダウン。
 3.その大幅に減った光熱費も、太陽光発電で売電して完全にまかなう・・・
つまり、光熱費の支払いは『差し引きゼロ円』というとってもお財布にやさしい高性能住宅です。


4人家族が住む一般的な4LDK程度の住宅なら、年間の光熱費(暖房、冷房、給湯、調理、照明、一般電気器具の総合計)は30万円ぐらいかかるでしょう。これがゼロ円になったら、どれほど助かることでしょう。


少し前なら、夢のような話でしたが、新住協のQ1.0-Xのような高性能住宅の開発と、太陽光パネルの低価格化や電力買取価格を引き上げる国の政策などにより、実現しやすくなりました。


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今回見学したのは、会員のホーム創建さんが建てた住宅です。
見た目からは、光熱費ゼロ円の住宅とはわかりません。

しかし、断熱仕様はQ1.0-Xレベルで太陽光発電パネルを搭載し、HEMSで電力をかしこくコントロール。南面は窓を大きくして昼の日射を最大限取り込みことで暖房にかかる負担を減らしています。じゃあ夜は寒いの?いえ、断熱ブラインドを下ろすことで大きな窓から熱が逃げるのを防いでます。
このため、シミュレーション計算では光熱費ゼロを達成しています。

参加した会員は、メモを取ったり写真を撮るなど、今後の参考にしようと意欲的でした。
今後も十勝支部では、会員が建てた住宅の見学会を開く予定です。

あけましておめでとうございます

昨年は各家庭で節電に追われ、さらに電気料金の値上げもあって住宅の光熱費について関心が高まった年でした。
 
新住協では、冬の光熱費を半分に減らす「キューワン(Q1.0)運動」を10年近く前から進め、最近はさらに一歩進んだ「キューワンエックス(Q1.0-X)」も推進しています。
 
今年もこうした運動を進め、家を建てられるみなさまが安心して暮らせる社会の実現に向けて引き続きがんばって参りたいと思います。
 
 
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私事ですが、正月に本州のビジネスホテルに泊まる機会がありました。
日本海側の積雪寒冷地にあるホテルなので、冬への備えは十分にあると思っていました。
 
ところが室内に入ってびっくり。暖房が効いてないのです。手持ちの温度計付目覚まし時計を置いて、温度表示が落ち着くのを待ってみると、17度足らず。しかし、温度表示以上に寒く感じるのは、壁からの冷気がとてもあるからでした。

部屋は17m2と安いビジネスホテルなのに広いことや、端っこの部屋で外壁が2面外気に接していることも災いしたようです。そして、窓を見たら、アルミサッシの単板ガラスでした。そこにすき間の空いた薄っぺらいロールブラインドがあるだけです。
 
あわててエアコンをつけると、整備不良なのかとても大きな音がして耐えられないほど。それでも我慢して運転しましたがなかなか室温が上がらない。
 
結局、20度に上がるまで2時間以上かかりました。ちなみに布団は薄い1枚もので、備え付けの毛布すらありません。備え付けの寝間着もなんと半袖!!私は長袖のパジャマを持っていたのでそれで寝ましたが、それでも寒さでなかなか寝付けず、夜中にエアコンが何らかの原因で停止したらしく、目が覚めました。そのときも室温が17度まで下がってました。
 
実は、このホテルにはとんでもないポリシーがあったのです。それが写真。

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CO2削減のために、全館24時間空調ではなく個別間欠空調を採り入れていると堂々と書いています。つまり、部屋の暖房スイッチは意図的に切られていたのでした。ところが、ホテルの共用廊下は暖房で暖かかったのです。経営者の考え方が全く理解できませんでした。ホテルの予約サイトではこのポリシーは一切表記されておらず、わかっていたら予約はしなかったでしょう。
 
ホテルの経営者に、Q1.0の考え方があったなら・・・と強く感じました。泊まる人が寒さを我慢して宿泊費を安くし、地球環境貢献をするのではなく、高い断熱・気密性能をベースに、自然の力を最大限活用し、快適で健康的なホテル環境と節電・節約を両立させる。
 
おそらく、それができなかったのは建設費の節約を優先したからなのでしょう。
ちなみに別の日に金沢のビジネスホテルにも泊まりましたが、そこは全館24時間暖房で窓は断熱戸付き。室温も23度と私には暑すぎるぐらいで北海道のホテルと変わりありませんでした。宿泊費は、実はこちらの方が安かったのですが(苦笑)。


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さてさて。

新住協では、今年もQ1.0住宅など、健康的で快適に暮らしながら暖房費を半額にできるような高性能住宅の一斉見学会を企画中です。開催時期など、詳細が決まり次第お知らせしますので楽しみにお待ち下さい。

11月例会がありました(2)

11月例会の後半をお伝えします。

その前に、例会の意義について再度お話しします。
新住協十勝支部では、毎月1回会員が集まって例会を開催しています。
その中でも重要視しているのが事例発表会。

毎回数名の会員が家づくりのプロセスを細かく写真で紹介。その後、会員同士で情報交換します。


・・・さて、岡本建設さんの次に発表したのが高橋組(タグホーム)の村瀬さん。
基礎の配筋(鉄筋の組み方)から丁寧に解説します。
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ちなみに長期優良住宅だそうです。長期優良住宅は一般的な住宅よりも耐震性がワンランク上になるため、基礎もしっかり作っています。

実はこの住宅、基礎回りにスカート断熱という技術を使っています。断熱板を斜めに基礎回りの地中に埋めます。これで地下が凍上しにくくなり、基礎の深さを削減できてコストダウンにつながるという工法です。道の研究機関が実用化し、現在は多くの住宅会社が採用しています。

発表では、このスカート断熱の工程に関する細かな質問も出ました。

完成したのは平屋建ての落ち着いた雰囲気の住宅。


最後に発表したのが足寄の木村建設・木村さんです。今年入会したばかりという木村さんは、「ごあいさつも兼ねて自己紹介したい」と、これまでの仕事ぶりについて話しました。
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木村さんは学校卒業後、京都の伝統建築専門の工務店に入り、宮大工の下で修行しました。神社仏閣、伝統家屋などの修繕や新築で経験を積み、再び足寄に戻ってきて父親が経営する今の会社に入社しました。

京都の西本願寺境内にある防災センターの新築工事では、建物の墨付けも担当しました。墨付けとは、柱や梁などの建築材料を1本1本どこに使うかを吟味し、使う部位に応じて必要な加工をすることです。

この工務店は全国で仕事があり、大分県や兵庫県などさまざまな土地に出張して仕事をしたそうです。

「改修の仕事は勉強になる」と木村さんは言います。日本の伝統建築を肌で学びました。
プロジェクターに映される写真も、「おおっ」と参加者がうなるような普段見かけない仕口などがいっぱいありました。

修行の集大成として、東京・世田谷の閑静な住宅街で伝統的な土壁の家を墨付けしたのがいい思い出だそうです。

足寄に戻ってからも、お寺の改修工事を京都の工務店といっしょにやるなど、その経験を生かしています。

「建てた後、大工さんが誇りに思えるような家を作っていきたい」
木村さんはそう締めくくりました。
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